皆様、お元気にお過ごしでしょうか。
今回は、「運命」について私なりの考えを書いていきます。
運命といえば、皆様、思い出されることは色々あると思います。
・運命の赤い糸
・運命の人
・運命と書いて、さだめと読む
など、たくさんあります。
ちなみに、Wikipediaを参照すると
【人の意思をこえて幸・不幸を与える力、元から定められている巡り合わせ】
とあります。
Wikipediaの内容を読んでみても、自分の力以外の大きな力によって自分の幸せや不幸がすでに決まっているように表現されています。昔の人たちも、自分の力では到底及ぶことができない事柄に対して運命と使っている節もあります。
私はそれほど神仏や宗教を信じているわけではありません。盆暮、お彼岸の時などに実家の仏壇やお寺やお墓に行き、手を合わせるくらいです。
先祖を敬う気持ちはありますが、自分が見たことのない曽々祖父などは、「へー、そんな人がいたんだ」くらいの認識しかないです。
普段から、私はこのような考えですので、「運命」と言われても、今の今までそれほど深く考える機会はなかったのですが、運命と私の好きな漫画がリンクすることが多いと気づき、私の運命に対する考えをまとめてみました。
運命は、「命を運ぶ」とも読み解くこともできます。
では、命とは何かを考えると、私は自分自身のことを思い浮かべます。
Wikipediaを参照すると、
【命(いのち)とは、存在する生物及び生命体の生死を定義する生命及び生そのものである。
また、命(めい)とも読むことができ、命を賭けて果たすべきことであると、記されてます。】
そして、運ぶとは、goo辞書によると、
1 物や人をある場所から他の場所へ移す。移動させる。「荷物を—・ぶ」「けが人を救急車で—・ぶ」
2 (「足をはこぶ」などの形で)ある場所まで出向く。目的地に行く。「せっせと足を—・ぶ」「歩 (ほ) を—・ぶ」
とあります。
このことを踏まえると、
自分自身を移動させる。
自分自身を目的地へ行く。
と考えることができます。
となれば、「運命」とは、自分で選んできた結果による事象を表しているのではないかと思います。それが、幸か不幸かの結果になるかもしれませんが、決して神やその他の何か大きな力による影響を受けて、その結果になったのではないはずです。
その時、その時で自分の選択した事象による因果が、後々に繋がった結果といえます。
例えば、「運命の人」ですが、初めて会った人でも直感でこの人が私の運命の人だと感じることがあると聞きます。それは、自分の今までの経験、生活、知識があって、それに合致した人を見つけた時に、この人が運命の人だと感じるのではないかと思います。
逆にいえば、幼い子供が不慮の事故や先天性の病などにかかり、命を落としてしまうことがあると思います。私は、それを決してその子供の運命だとは言うことはできません。
幼い子供には、経験、知識などは全く備わってはおらず、自分の意思で決定することはできないからです。
私の好きな漫画の一つに藤田和日郎先生の「うしおととら」があります。
主人公のうしおが旅に出て、さまざまな人や妖怪と出会い、自身の過去を知り、成長と挫折を繰り返して運命を切り開いていく姿に、私はとても心打たれました。
うしおの成長を追っていると、そこには行動力に目を見張る部分があります。元来の性格もあるのでしょうが、考える前に身体が勝手に動いてしまうタイプなのだろうと思います。
体が反射的に行動に移していると言うことは、それまでにその経験を何度かしていて、その行動があとあと良い結果になるか悪い結果になるかは分からないけれど、その場で自分が後悔しない行動を選択していると思います。
私は良い運命を歩むと言うことは、自分が後悔しない選択を繰り返していくことではないかと思います。
しかし、時には後悔してしまうこともあるでしょう。後悔したら、それと同時に反省と次に生かすためにどうするかを考える必要があると、私は藤田和日郎先生の色々な漫画から教えてもらいました。
私はうしおのようになりたいという気持ちが子供の頃からあるのですが、私自身は何か新しいことを行動に移す前には、考え込んでしまう性格です。できるだけ失敗したくないと思っているからでしょう。
そんな私ですが、今まで生きてきた人生の中で、後悔というものは、あまり感じていません。
毎回、後悔のないように選択を繰り返してきた結果かもしれませんし、嫌なことは忘れやすい性格もあるかもしれませんが、、、、。
しかし、後悔に囚われて行動ができなくなる人生を送らずにいられるのは、とても幸運なことであると私は考えます。
以上のことから、私にとっての運命とは、後悔のない選択を続けた先の結果であり、自分で掴み取るものであると考えます。
皆様が良い運命に出会えることを応援しております。
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